GCS
ファッションデザイナーさんに聞いた話だ。
2000年頃、東コレに参加していたファッションデザイナーさんから聞いたことだ。
そのファッションデザイナーさんの服はファストファッションとは対極の高級ドレスで、固定客やファンがいた。
素敵なドレスだが、パーティーでもないと着るチャンスが無いのでは？と聞いたところ、定期的にお得意様向けのパーティーやイベントを企画するということだった。
そういうパーティーやイベントは、ドレスを着飾ったお客様が参加して楽しい時間を過ごすファン同士の交流の場だとか。参加することが、ステータスでもあるらしい。
当時はインターネットのSNSなんてのはほぼ無かったが、今で言うならSNSのオフ会やイベントのようだろう。
ファッションつながりの特定メンバーが集まるパーティーは非日常ワールドで、テンション爆上げで盛り上がるのだ。そしてドレスも売れる。
ドレスを売るというより、楽しい時間を売るわけで、ドレスはそのための必須アイテムなのだ。
お得意様はパーティーやイベントに参加して満足感を得るわけで、ドレスは参加者の共通コンテンツということだろう。
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