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織り人・熟練の技(わざ)

絹織りは機械まかせのように思う方も多いでしょうが、実は熟練した技がないと出来ないのです。

製織(織り作業)に入る前に、筬刺し(おささし)と言う仕事があります。

織物の縦の密度を調整する通し板のようなもので、鯨1寸間に開き目が

100羽前後の空き目があり、そこに縦糸を通して 織物の巾、縦密度を決めることが出来ます。

この筬の前にシャトルが行ったり来たりするわけです。

シルクの織物は、長い間製織していますと鉄製の筬がすれて糸道が付いたりして、

定期的に新しい筬に変えなければなりません。

1羽ずつ差して行きますが、1羽でもずれたら ずれたところから差し直しです。

かなり 熟練していないと出来ない仕事です。これは私(山木)と女房しか出来ません。

このように熟練の技を使い、様々な織り柄をイメージしながら美しい絹織物を作っています。

絹織り人は、絹糸を自由に操るアーチストなのです。

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